18日の東京株式市場は、先週末の米国株が全面高となっており、これを好感して買いが優勢となる展開を予想する。
寄り付きは、日経平均株価が4日続落していただけに、買い戻しや押し目買いが先行するとみられる。
その後は、揉みあい展開だろう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2500円-2万2800円を想定する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ばと円安に振れている。対ドルでの円高進行が一服していることから、輸出関連銘柄へ見直し買いが入りそうだ。
テクニカル的にも、きっちり25日線まで調整を入れたところで強い反発が見られれば、押し目買いも入りやすい。
ただ、5日線(前週末15日時点で2万2762円)近辺では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が重くなることも想定される。
15日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比165円高の2万2685円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
22685 ( +165 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
22730 ( +210 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り250万株、買い550万株で、差し引き300万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。売りセクターに、食品、機械、通信など。買いセクターに、機械、化学、小売、サービス、電機、情報通信、小売、REIT、銀行など
【好材料銘柄】
■中本パックス <7811>
18年2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■エイジア <2352>
東証がエイジアを22日付で市場1部に指定替えする。
■明豊エンタープライズ <8927>
8-10月期(1Q)経常は14倍増益・上期計画を超過。発行済み株式数(自社株を除く)の4.24%にあたる104万6800株(金額で3億8000万円)を上限に、18日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ユーザベース <3966>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■オンコリスバイオファーマ <4588>
テロメライシンのライセンス契約を結んでいる中国・ハンルイ社が第1回マイルストーンを達成。これにより、ハンルイからマイルストーンフィーを受領する。
■ツナグ・ソリューションズ <6551>
12月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。また、東北で人材派遣事業を展開するスタープランニングの全株式を取得し子会社化する。取得価額は4.8億円。
【主な経済指標・スケジュール】
18(月)
11月貿易統計(8:50)
12月日銀短観「企業の物価見通し」
【海外】
米12月NAHB住宅市場指数(12/19 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
