米国株急落、円高で続落スタート

【寄り付き概況】

4日の日経平均株価は、前営業日比185円53銭安の2万0897円20銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、16.19ポイント安の1488.93で始まった。
 
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅反落となったことで再びリスク回避の売り圧力が意識されている。前日にFRBは0.50%の緊急利下げを発表、NYダウはいったん上昇する場面もあったが、その後大きく売り直される展開で東京株式市場でもこの流れを引き継ぐ形となっている。
円相場が一時1ドル=106円台後半まで円高・ドル安が進行したことも投資家心理を一段と冷やし、売りが優勢となっている。これも輸出株中心に買い手控え要因。取引時間中はアジア株の動向も横目にボラティリティの高い不安定な動きを余儀なくされそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは海運、銀行、金属製品、陸運、ゴム製品など。
 
 
個別では、トヨタ、ソニー、ソフトバンクG、東エレク、日本電産、村田製が値を下げ、三菱UFJ、みずほFG、三井住友、野村、東京海上も売られている。また、日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機が値を消し、任天堂、信越化も軟調となっている。
 
半面、新型肺炎関連として帝人、東洋紡、ダイトウボウが買われ、ジンズメイト、小林洋行も堅調となっている。
 
人気は霞が関(3498)、帝人(3401)、モブキャスト(3664)、サムコ(6387)、中村超硬(6166)、アイスタディ(2345)、昭和飛行機(7404)、ビーロット(3452)、オーデリック(6889)、HENNGE(4475)、GMOイン(9449)、AI inside(4488)、ツクイ(2398)、NTTデータインド(3850)、セグエ(3968)。
 

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