米国株安を嫌気した売りに押さる展開か

10月1日の日経平均株価は、米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。続落後にもみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは2万9100円-2万9500円。
NYダウ平均は546ドル安の33843ドルで取引を終えた。日経平均株価は、連日で弱い動きが続くなか、現地9月30日の欧米株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなろう。
週末要因もあり、手控えムードが広がるとみられるなか、新たに発足する岸田内閣では、景気対策を打ち出すとみられていることから、下値を拾う場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(9月30日は111円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円82-86銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比155円安の2万9305円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■ピーエス三菱 <1871>
上期経常を一転25%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■ディア・ライフ <3245>
今期経常を35%上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額。
 
■グリー <3632>
発行済み株式数(自社株を除く)の16.8%にあたる3500万株(金額で350億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月1日から22年9月22日まで。
 
■パイプドHD <3919>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。アドバンテッジパートナーズ傘下のミライサイテキグループがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2800円で30日終値を13.7%上回る水準。買い付け期間は10月1日から11月15日まで。
 
■ウォンテッドリー <3991>
前期経常を73%上方修正。
 
■JCRファーマ <4552>
今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、武田薬品工業 <4502> とハンター症候群に対する次世代治療薬の共同開発と事業化に向けた契約を締結。これにより米国外のライセンスの契約一時金を受領するほか、開発と事業化の進捗に応じた報酬、製品化後の売上高に応じたロイヤルティを受け取る予定。
 
■リボミック <4591>
滲出型加齢黄斑変性治療薬を対象とした「RBM-007」の第2相臨床試験における暫定的中間ブラインドデータを網膜学会で発表する。
 
■クリーク・アンド・リバー社 <4763>
上期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■ERIホールディングス <6083>
6-8月期(1Q)営業は黒字浮上で着地。
 
■新家工業 <7305>
上期経常を2.6倍上方修正。
 
■ホクシン <7897>
今期経常を一転32%増益に上方修正。
 
■イーブックイニシアティブジャパン <3658>
「LINEマンガ」を運営するLINE Digital FrontierがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4750円で30日終値を4.6%上回る水準。買い付け期間は10月1日から11月15日まで。
 
■チームスピリット <4397>
前期経常を39%上方修正。
 
■大日本住友製薬 <4506>
米国子会社サノビオンと精神神経領域で開発中の4つの新薬候補化合物について、大塚製薬と全世界を対象とした開発および販売に関するライセンス契約を締結。
 
■楽天グループ <4755>
楽天銀行の株式上場準備を開始。
 
■日本エンタープライズ <4829>
6-8月期(1Q)経常は86%増益で着地。
 
■竹内製作所 <6432>
今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も5円増額。
 
■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
6-8月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
1(金)
【国内】
8月失業率(8:30)
8月有効求人倍率(8:30)
9月日銀短観(8:50)
9月新車販売台数(14:00)
9月軽自動車新車販売台数(14:00)
日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9/21~9/22開催分)
《決算発表》
クスリのアオキ、ダイセキ、象印、大有機、トシンG、瑞光、ダイセキソリュ、キユソー流通
 
【海外】
米8月個人所得・個人消費支出(21:30)
米9月ISM製造業景気指数(23:00)
休場:中国(~10/7)、香港
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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