米国株の大幅安を受け、波乱含みの展開か

31日の東京株式市場は米国株の大幅安を受けて軟調スタートが想定される。
その後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3000円-2万3300円を想定する。
現地30日の米国株式は、金利の上昇を警戒し大幅に続落。欧州主要市場の株価も下落したことを受け、売り先行のスタートとなろう。
売り一巡後は、トランプ米大統領が日本時間の午前11時ごろから、一般教書演説を行う予定で、内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる可能性もある。
18年3月期第3四半期(17年4-12月)の決算発表が続くなか、消去法的に、好調な業績進ちょく示す銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半と小動き。為替にポジティブな動きが見られるようなら、プラスに転じるような展開もあるとみる。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所終値比70円安の2万3190円だった。
 
【好材料銘柄】
■日本M&Aセンター <2127>
3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■バリューコマース <2491>
今期経常は9%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は6円増配へ。
 
■ヴィンクス <3784>
2月28日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■MARUWA <5344>
今期経常を63%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■JUKI <6440>
前期経常を40%上方修正。
 
■フォスター電機 <6794>
今期経常を58%上方修正、配当も15円増額。
 
■だいこう証券ビジネス <8692>
4-12月期(3Q累計)経常は224倍増益・通期計画を超過。
 
■インプレスホールディングス <9479>
今期最終を3.3倍上方修正、配当を0.5~1.5円に修正。
 
■テセック <6337>
4-12月期(3Q累計)経常が2.9倍増益で着地・10-12月期も78%増益。
 
■リーダー電子 <6867>
今期経常を2倍上方修正。また、車載用カメラモニターシステム(電子ミラー)試験装置の開発・製造に参入する。
 
■オイシックスドット大地 <3182>
NTTドコモ <9437> 傘下で会員制食品宅配サービスを展開する、らでぃっしゅぼーやの全株式を取得し子会社化する。併せてNTTドコモと資本業務提携を結んだ。NTTドコモを引受先とする25万株の第三者割当増資を実施する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
31(水)
日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(1/22~23開催分)
12月鉱工業生産(8:50)
12月住宅着工統計(14:00)
1月消費動向調査(14:00)
1月新車販売台数(14:00)
《決算発表》
川重、アステラス薬、JPX、第一三共、日通、ALSOK、味の素、東ガス、ミツコシイセタン、LINE、富士フイルム、コーセー、TOTO、コマツ、日立、マキタ、エプソン、TDK、JR西日本、JAL、KDDI、関西電、日東電、任天堂、りそなHD、三井住友、みずほ、スタートトゥ
 
【海外】
FOMC結果発表
中国1月製造業PMI(10:00)
米1月ADP雇用統計(22:15)
米1月シカゴ購買部協会景気指数(23:45)
米12月NAR仮契約住宅販売指数(2/1 0:00)
《米決算発表》
ゼロックス、イーライリリー・アンド・カンパニー、ボーイング、PayPal、クアルコム、アフラック、マイクロソフト、AT&T、Facebook、シマンテック、eBay
休場:マレーシア(~2/1)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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