米国株にらみの展開か。

23日の日経平均株価は3日続伸し、3万2010円(前日比153円高)で引けた。
終値(3万2010円)ではきっちり3万2000円を上回っており、先週までとは雰囲気が変わってきた。
朝方は、大手格付け会社が米地銀5行を格下げし、22日のNYダウが下落した流れを受け、安く寄り付いたが、すかさず切り返した。時間外取引での米株価指数先物高が支えとなり、大引け近くには上げ幅が180円を超えた。嵐の前の静けさという印象も受けるが、売り方にとってもここは怖い場面といえるだろう。
 
あす24日の日経平均株価は、米国株にらみの展開か。
現地23日の米国では8月PMI(購買担当者景気指数)速報値や7月新築住宅販売件数が発表され、主要株価指数がどう反応するかが注目される。特に米半導体大手、エヌビディアの5-7月期決算への関心は高い。内容次第では、株式市場の流れを大きく変える可能性がある。同社の決算は、米通常取引終了後の23日午後5時(日本時間24日午前6時)に公表され、時間外取引での株価動向とともに株価指数先物への影響が注視される。
 
チャート上では、6営業日ぶりに心理的なフシ目となる3万2000円を回復したが、75日移動平均線(3万2061円)や、直近の「マド」(15日安値3万2217円-16日高値3万1997円)を控え、戻り売りを吸収できるかがポイントになりそうだ。
3万2000円を明確に突破して一段高となる展開に期待したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(23日現在)
 
32850.87  ボリンジャー:+1σ(25日)
32686.38  均衡表雲上限(日足)
32621.22  ボリンジャー:+1σ(26週)
32519.03  均衡表転換線(週足)
32418.20  13週移動平均線
32382.01  均衡表基準線(日足)
32359.45  25日移動平均線
32061.63  75日移動平均線
32059.91  新値三本足陽転値
 
32010.26  ★日経平均株価23日終値
 
31944.62  均衡表転換線(日足)
31868.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
31830.21  ボリンジャー:-1σ(13週)
31712.70  6日移動平均線
31376.63  ボリンジャー:-2σ(25日)
31352.35  均衡表雲下限(日足)
31242.21  ボリンジャー:-2σ(13週)
30885.22  ボリンジャー:-3σ(25日)
30654.21  ボリンジャー:-3σ(13週)
30537.39  26週移動平均線
30202.91  均衡表基準線(週足)
29258.01  200日移動平均線
 
ローソク足は5本連続陽線を描いて終値は3万2000円を回復。下ヒゲは上向きに転じた5日移動平均線を上回り、反騰圧力の強まりを窺わせた。上ヒゲは75日線をわずかに下回ったが、これまで75日線は抵抗線・支持線としての作用が弱かったことから、明日24日以降も25日線(32359.45円)とのマイナス乖離を縮めていく展開を期待できよう。
 
 

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