[概況]
東京時間午後から上昇したドルは欧州市場序盤に107円台に乗せ、NY市場に入り発表された2月消費者物価指数の予想通りの結果に当日高値107.300円まで上昇した。
其の直後にティラーソン米国務長官が解任されたとのニュースが入ってドルは急落し、107円を割れたがNY株式市場が上昇で始まった事などに再度107円を回復した。
しかし戻りを売られて再び大台を割り込み、其の後はNY株式市場の下げ幅拡大に米国債利回りが低下してドルも売られ、引け近くには106円台半ばも割り込んだ。
最後は若干値を戻して前日比+16.5銭高の106.570円と106円半ばを回復し、ユーロ(+79銭)やポンド(+93銭)は大台を更新する上昇で引けた。ドルは107円に乗せると売り材料が出て大台を割り込む展開が続いており、下値では買われるものの、上値を買い上がる動きも少なく揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
