米中懸念の売り、弱基調で始まる

【後場寄り付き概況】

7日後場寄付き日経平均株価は、前営業日比214円80銭安の2万2043円93銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、10.31ポイント安の1607.62で始まった。
 
 
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調な値動き。米中貿易摩擦の激化が警戒されて投資意欲が冷え込んだ前場の地合いを引き継いでいる。日経平均は心理的な節目の2万2000円を挟んだ攻防戦となっている形だ。
 
トランプ氏一流の交渉術であるとの見方もあり、米中の主要株価指数は売り一巡後に値を戻してきている。協議の行方を注視する必要はあるが、日経平均も節目の2万2000円を大きく割り込む流れとはならないだろう。
 
個別では、村田製、太陽誘電が大幅安で、東エレク、ファナック、キーエンスも下落し、コマツは下押している。トヨタ、ホンダ、ファーストリテ、7&iHDは値を下げ、JT、コーセーが売られ、JR東海はさえない。
半面、ソフトバンクGが締まり、ソニー、日立、ZOZOが上伸し、資生堂は底堅く、武田、第一三共も堅調に推移している。
 
新興市場ではマザーズ指数が1%を超える上昇となっているが、大型連休明けとあって中小型株に再び資金流入しているようだ。新興市場も今週から決算発表が本格化し、値幅取りを狙った物色が活発化しそうだ。

 

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