[概況]
6日の東京外国為替市場はリスク回避姿勢が継続した。理由は追加関税発動で懸念される米中対立の激化だが、新たな材料として人民元安が挙げられる。昨日の人民元は、米中対立を嫌気し対ドルが約10年ぶりに7元台まで下落したが、これをトランプ米大統領は中国の「為替操作」だと非難。
その結果、米国が中国の「為替操作」を理由に新たな強硬策を打ち出すのではとの思惑が浮上し、リスク回避の流れが加速するのだった。
米ドル円は東京時間に安値105.775円まで下落。欧米時間も低調で、終値は106.010円だった。さて、6日の東京外国為替市場はスタートから軟調で、一時105.510円と早々に昨日の安値を更新している。とはいえ、さすがに売られすぎ感も出てきており、短期的に反発する場面はあるかもしれない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
