米中の制裁関税発動にも拘わらずドルは111円回復

[概況]

NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より減少してドルはNY市場朝方に111円台に乗せる上昇となり、其の後発表された7月新築住宅販売件数は予想を下回ったがドル買いは続き、NY株式市場が売られて始まる中で更に上値を伸ばした。
 
其の後株価が下げ幅を拡大するとドルも上値が重くなったが、揉み合いの中で終盤に111.320円の当日高値を付け、最後も前日比+74銭高の111.285円と111円台に乗せて引けた。
前日のFOMC議事録ではFRBが利上げ姿勢を維持している事が示され、この日もダラス連銀総裁が「向こう1年間で3回か4回の利上げが好ましい」と述べるなど、トランプ大統領の利上げ反対にも拘わらずFRBは予定通り利上げを継続する模様だ。
米中貿易摩擦や大統領の利上げ反対にも拘わらず、米経済のファンダメンタルズに基づいてFRBは利上げを実施し、ドルは買われるという事ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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