米ドル買い優勢、このあと3月米雇用統計の発表。

[概況]

6日海外時間の外国為替市場は、米ドルが買われる展開となっている。米ドル円はじりじりと上昇する展開となり一時107.475円まで本営業の高値を更新する一方で、ユーロ米ドルは一時1.2218米ドルまで下落するなど、米ドルが買われる展開となっている。
 
早朝にトランプ米大統領から1000億米ドル規模の追加関税について米国通商代表部に検討を指示したと報じられたことから一時的に米ドルが売られる場面があったものの、その後は徐々に切り返しの動きとなっており、市場は米中貿易戦争についてある程度織り込みに入っているようだとの声も聞かれている。
 
この後の時間については、21:30に3月米雇用統計の発表を控えており注目されている。3月米失業率(予想:4.0% 前回:4.1%)、3月米非農業部門雇用者数(予想:18.5万人 前回:31.3万人)、3月米平均時給【前月比】(予想:+0.3% 前回:+0.1%)などが発表されるが、米労働市場の雇用状態は飽和しているとの見方から、突拍子もない数値は出にくいとの指摘もある。
このほか、米非農業部門雇用者数については14万人から17万人が中央値として予想されることが常となりつつあることから、3月米平均時給など他の指標に注目が集まっているとの声もある。
ちなみに、3月平均時給では前月よりも伸びると予想されており、その場合には米FRBによる利上げペースの引き上げ観測から米ドルに買いが集まりそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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