米ドル買いが強まる。イエレン米FRB議長発言が背景か。

[概況]

 27日東京時間の外国為替市場は、米ドル買いが強まる展開となっている。米ドル円はNY時間中に一時112.495円まで上昇する一方で、ユーロ米ドルは下落し一時1.1756米ドルまで本営業日の安値を更新している。
 
この値動きについて一部の市場関係者からは、NY時間中にイエレン米FRB議長が講演で「米連邦公開市場委員会(FOMC)は、金融政策の引き締めについてゆっくり過ぎないように注意すべき」との見解を示し、さらに「インフレ率が2%に戻るまで金融政策を据え置くのは賢明ではない」と発言、これらのことが市場参加者にとってタカ派と捉えられたと見られ米ドルが買われたようだ。
 
東京時間においては注目される経済指標の発表が少なく、主要な株価指数などを横目に見ながら方向性を探る展開となりそうか。とりわけ、米ドル円については112.081円付近に200日間移動平均線が控えていることから、下支えされるかが焦点となるだろうといった声が聞かれている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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