[概況]
22日欧米時間の外国為替市場において、クロス円通貨が堅調な動きとなっている。欧米株式市場が確りとした推移となるリスク選好の地合いのなかで、米ドル売り・円売りが進み、ユーロ円や豪ドル円等のクロス円各通貨は、昨日東京時間から続伸の動きとなった。欧州時間序盤に120.00円の大台付近で上値の重さを見せたユーロ円は、同大台を突破すると伸び足を速め、NY時間終盤には120.43円まで本日高値を伸ばしている。対照的にほとんど動意が見られなかったのが米ドル円で、106円台後半の30銭程の狭いレンジを往来する動きに留まる格好となった。
ユーロ円は、心理的な節目として意識された120.00円の大台を回復した上、短期的なレジスタンスとして機能していた5日移動平均線を上抜けており、目先も確りとした地合いが続く可能性がある。6/5高値から昨日安値までの下落分の38.2%戻しである121.28円が、目先の上値目標となりそうだ。
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