米ドル売りが優勢、過熱感からポジション調整か。

[概況]

28日海外時間の外国為替市場は、米ドルが売られる展開となった。米ドル円はじりじりと水準を切り下げ一時112.250円まで本営業日の安値を更新する一方で、ユーロ米ドルは1.1805米ドルまで本営業日の高値を更新する動きとなった。
 
この値動きについて一部の市場関係者からは、3日間ほど米ドルが継続していたが週末を前に利益確定と見られる取引が優勢となったようだ。
 
市場の一部では過熱感を警戒する声もあった。米ドルの強弱を測る指標である米ドルインデックスを見てみると、現在、93.50付近を推移しており今月初旬につけた91.00から大幅に切り返す動きが継続している。
 
目先では、1月2日に示現した103.82からの23.6%戻しである94.09付近が直近の目標となりそうか。米ドルインデックスは、米ドルに関連する通貨ペアのバスケットであるため正確な推定値は計算できないため、参考となりそうなのは米ドル円チャートを使用したテクニカル分析だろう。
9月27日高値である113.265円付近を上回るかが焦点となるだろうといった声が聞かれている。東京時間にて、切り返しの動きが見られるか注目したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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