[概況]
7日東京時間の外国為替市場は、米ドル売りが優勢の相場展開となった。米ドル円はじりじり水準を下げ一時109.830円まで本営業日の安値を更新する一方、ユーロ米ドルは一時1.1778米ドルまで本営業日の高値を更新しており、総じて米ドル買いが優勢となっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、ユーロ米ドルの上昇についてはイタリア政局の変化がEU離脱といった極端な動きにつながらなかったことやERBの量的緩和終了などの期待感から再び買いが入っているようだ。
このことが結果として米ドル売りにつながり他の通貨に波響したのだろうとの声が聞かれている。この後の時間については、注目される材料が少なそうだ。
先程、ユーロ圏域内国内総生産(前年比)(予想:前年比+2.5% 結果:前年比+2.5%)が発表され予想通りとなった。21:30より米新規失業保険申請件数(予想:22.3万件 前回:22.1万件)などの発表を控えている。このほか、20:00にトルコ中銀政策金利発表などの発表が予定されているが、据え置き派と1%程度の利上げ派に予想が別れているとの指摘もあった
[提供:カネツFX証券株式会社]
