米ドル円堅調、109円台を回復

[概況]

 
4日、東京時間の外国為替市場において、米ドル円は確りとした展開となっている。新型コロナウィルス感染拡大の動向は依然として不安材料としてあるものの、上海株式市場が反騰したことで、市場の警戒感は緩まっている。
そのような中、市場の注目は週末の米雇用統計に移り、昨日発表された1月ISM製造業指数の好転が一部参加者の間で話題になっていた。ここまで弱さを見せていた製造業セクターの景況感が改善したことで、雇用統計への期待感が高まり、米ドル買いにつながったとのこと。朝方108円台半ばに位置していた米ドル円はじわじわと水準を上げ、欧州時間序盤には109円台を回復している。
 
しばらく上値抵抗線となっていた5日移動平均線(108.81円)も突破しており、テクニカル的にも地合いの改善が目立っている。1月17日高値から31日安値までの下落分の半値戻し水準が109.30で、目先の上値目標値として意識されそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次