[概況]
2日、東京外国為替市場の米ドル円は一時113.070円まで上昇した。
先週末NY時間では8月米PCEコアデフレーター(予想:前年比1.5% 結果:前年比1.4%)などが市場予想値を下回ったことなどから一時、米ドル売りとなったものの、一方でウォルシュ元理事がトランプ米大統領やムニューシン米財務長官と面談をしたとの報道が伝わると、米ドル買いの反応となった。
過去の発言から比較的、米利上げに前向きなウォルシュ元理事が次期米FRB議長候補との思惑から、米ドル買いの流れとなっているようだ。
また、本日、東京時間では日銀が全国企業短期経済観測調査(短観)などを発表したが、特段目立った反応は見られなかった。
現在、欧州時間に入り米ドル円は112.850円付近を推移している。
この後は、9月米ISM製造業景況指数(予想:57.5 前回:58.8)などの米経済指標の発表が予定されている。
テクニカル的には5日移動平均線(112.547円)や一目均衡表転換線(112.178円)などが下値付近に控えておりサポートとなるか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
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