[概況]
20日、東京外国為替市場の米ドル円は本日、五・十日による実需買いなどから、仲値公示付近にかけて、一時112.210円まで上昇した。しかし、その後は上値が重く112円前後の推移が続いた。
一方、クロス円ではユーロ円が一時131.155円まで下落した。
メルケル独首相が推し進めていたキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)・緑の党の連立協議が決裂したとの報道を受けてユーロ売りが先行したようだ。
現在、欧州時間に入り米ドル円は112.150円付近、ユーロ円は131.410円付近を推移し買いが優勢か。
ただし、引き続いて米ロシアゲート疑惑や、独政治不安などの警戒は必要だろう。
テクニカル的には米ドル円は200日移動平均線(111.753円)が下値付近に控えており、下値サポートとなりそうか。
一方クロス円、ユーロ円では20日移動平均線(132.655円)や5日移動平均線(132.895円)などが上値付近に控えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
