[概況]
29日、東京外国為替市場の米ドル円は112円付近で上値が重い展開となった。米ドル円は一時112.045円まで上昇。
しかしその後、日経平均株価が下落に転じたことなどを受け、米ドル円は上値を抑えられる格好となった。
また、クロス円ではメキシコペソ円が下落、メキシコシティ国際空港の代替施設となる新空港の建設中止を求める票が住民投票により多数を占めたことなどが材料視されている模様だ。
メキシコペソ円は一時5.665円付近まで下落していたが、その後やや反発しており、現在5.720円付近で推移している。
この後9月米PCEコアデフレーター(予想:前年比2.0% 前回:前年比2.0%)など米経済指標の発表が予定されている。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲付近で下げ渋る格好となっており、雲上限(111.658円)付近が下値サポートとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
