[概況]
2日、東京為替市場の米ドル円は一時111.675円まで上昇した。本邦は大型連休中のなか、米国時間時間では米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われ、米金利の据え置きが発表された。
その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は現在の政策金利のスタンスは適切とし、インフレ低下の要因による影響も一時的にとどまる可能性があると述べた。
これらの内容から米利下げの見通しが後退したとの思惑などから米ドル円上昇した。東京時間では取引参加者が限定的となるなか米ドル円は111円台半ば付近で推移している。
この後は英中銀理事会(BOE)による政策金利発表などが予定されている。テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(111.510円)付近を推移しており、同線を上抜けきれるか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
