米ドル円は111円台前半で推移。

[概況]

6日、東京外国為替市場の米ドル円は一時111.165円まで下落し、上値が重い展開となった。米中貿易摩擦に対する警戒感に加え、関西地方を中心に広がった台風被害や、本日未明には北海道で震度6強以上の地震が発生した。
 
これらを受け、投資家心理の悪化などから、日経平均株価が下落し、米ドル円は111円台前半で上値が重い展開となっている。現在、欧州時間に入り米ドル円は111.310円付近で推移している。この後は、米雇用統計の前哨として注目をしたい8月米ADP雇用統計(予想:18.8万件 前回:21.9万件)や8月米ISM非製造業総合景況指数(予想:56.9 前回:55.7)など米経済指標の発表が予定されている。
 
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲上限(111.470円)付近を推移しており、上値抵抗となる可能性も考えられそうだ。一方、下値付近では55日移動平均線(111.143円)などが控え、サポートされた場合は、上下値動きが限定的となる可能性も考えられる。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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