[概況]
5日、東京外国為替市場の米ドル円は110円付近では上値が重く、一時109.745円まで下落した。先週末、米国主要株価の下落などを受け本日、日経平均株価は続落となっている。軟調な株式市場などを受け、リスク回避の動きから円買いが優勢。
また本日、衆院予算委員会で黒田日銀総裁が物価2%へは道半ば、粘り強く緩和が続ける必要と述べ金融緩和の継続が必要であることを協調した。これらの発言を受け、米ドル円は一時110.100円付近まで上昇する場面も見られた。現在、欧州時間に入り米ドル円は109.850円付近を推移している。
テクニカル的には米ドル円は20日移動平均線(110.278円)が上値付近に控えており、上値の抵抗帯として機能しそうか。一方、下限では5日移動平均線(109.476円)などが控えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
