[概況]
2日、欧米時間の外国為替市場では、決め手に欠ける状況が続き米ドル円が小動きに推移。109円台半ばを中心とする狭いレンジでの取引となった。
この日は主要な経済指標の発表がなく、明日の米失業保険申請件数や週末の雇用統計を控えたポジション調整主導の相場展開に。米債券市場で買戻しが先行する形で10年債利回りが1.6%を割り込んだことを眺め、米ドル円の上値も若干ながら重めの推移となっていたようだ。
テクニカル面では、実線が一目均衡表の雲の上限を上に放れる動きとなっているが、足元の相場下落により基準線(6/2現在109.272)に接近しつつある。仮にこれを下抜いた場合は地合いの悪化が意識されそうな点には留意したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
