米ドル円は107円台半ば付近で推移、米中閣僚級協議に注目か。

[概況]

10日、東京外国為替市場の米ドル円は早朝に一時107.030円まで下落するも、その後は反発し、米ドル円は本日の高値107.760円まで上昇した。早朝に香港紙サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は米中閣僚級協議にむけて訪米している中国代表団が貿易協議の進展が見込めないことなどから、11日ではなく10日にはワシントンを立つ予定との内容を報道した。これらの内容を受け、米ドル円は早朝から下落。
 
しかしその後、中国の劉鶴副首相がこれらの報道を否定した。一方で、トランプ米政権は中国の通信機器メーカー大手のファーウェイに対して、機密性の低い製品については供給を一部の米企業に認めるとの内容が報じられた。
これらの報道が伝わると、米ドル円は一転して反発する格好となった。現在、欧州時間に入り米ドル円は107.400円付近で推移。この後も引き続き、米中閣僚級協議に関する報道などには注意が必要だろう。その他、主な米経済指標では9月消費者物価指数(予想:前年比1.7% 前回:前年比1.7%)などの発表が予定されている。
 
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲(上限:106.885円)などが下方に控えており、雲がサポートとなる可能性も考えられそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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