[概況]
5日、東京外国為替市場の米ドル円は米大統領選挙に注目が集まるなか早朝に一時104.212円まで下落し、その後は104円台前半付近で小動きとなった。米大統領選挙の行方を見極めたいとの思惑などから、引き続き米ドル円の値動きは上下共に限定的となりそうか。
一方、クロス円は英ポンド円が一時136.00円まで上昇した。英中銀は金融政策委員会において、政策金利の据え置きと資産購入枠を総額7450億ポンドから8950億ポンドに拡大することなどを発表した。
今回、マイナス金利の導入なども議論となったようだが、現段階では金利は据え置きであることなどから、英ポンド円は買いが優勢となった。
テクニカル的には米ドル円は上方に位置する5日移動平均線(104.558円)付近が引き続きレジスタンスとなる可能性も考えられそうだ。一方、英ポンド円では上方に一目均衡表の雲(下限136.065円)や基準線(136.100円)などが位置しており、同線がレジスタンスとして意識されそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
