[概況]
24日、東京外国為替市場の米ドル円は103円台半ば付近で小動きとなった。クリスマスを前に休暇ムードが広がり、米ドル円は方向感に乏しい値動きが続いた。
一方、クロス円では英ポンド円が一時140.45円まで上昇した。英国のEU離脱後の移行期間の期限が12月31日に迫るなか、懸念された漁業権などで大筋合意したとの観測が報じられたことで、期待感などにより英ポンド買いが先行しているようだ。現在、米ドル円は103.520円、英ポンド円は140.33円付近で推移している。
テクニカル的には米ドル円は下方に位置する5日移動平均線(103.473円)付近が引き続きサポートとなるか注目したい。一方、英ポンド円は直近の高値圏水準まで上昇しており、まずは大台140円台を維持できるか注目したい。また、5日移動平均線(139.418円)と20日移動平均線(139.284円)がゴールデンクロスを形成していることから地合い改善の可能性も考えられるか。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
