米ドル円は底堅く推移

[概況]

23日東京時間の米ドル円は底堅く推移。朝方、三連休明けとなった米株式市場の大幅反落を受けて値位置水準を切り下げ109円30銭台でスタートした後は、こちらも軟化して始まった東証株価が下落幅を縮小するのを眺め、徐々に地合いを回復させる展開となった。

正午ごろにこの日のこれまでの高値109円80銭まで上伸した。昨夜のNY時間帯においては、英フィナンシャル・タイムズ紙が米中通商予備協議の週内開催をトランプ大統領が拒否したと報じたため、米中貿易問題への先行き不透明感が台頭しリスク回避の動きが先行することに。

しかし、その後カドロー米国家経済会議(NEC)委員長が報道内容を否定したことや、米議会が米政府機関の一部閉鎖解除に向けて24日の共和、民主各党の予算案採決に合意したことが伝えられ、米ドル売り先行の展開が巻き戻される流れとなった。

日銀はこの日金融政策決定会合で現状維持を決定。日銀黒田総裁の記者会見もサプライズはなく、材料視されなかったようだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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