[概況]
7日、東京外国為替市場の米ドル円は一時109.800円を中心に狭いレンジ内での取引となった。米市場がレイバーデーの休場ため手掛かり材料に乏しく、米ドル円の動きも限られることに。東京の株式市場では、先週からの急騰局面の勢いそのままにTOPIXがバブル期以来の高値更新となったほか、日経平均株価も一時30,000円の大台回復となったが、米ドル円は110円を目前にレンジの往来を続けていた。
一方、この日、豪中銀(RBA)金融政策理事会で、RBAが政策金利の据え置きおよびテーパリングの予定通りの実施を決定。市場の一部では特にテーパリングの先送りが見込まれていただけに、豪ドル売りが目立つ場面も見られた。テクニカル面で米ドル円は、引き続き一目均衡表の雲上限(110.110円)を上抜け切れるかに注目したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
