[概況]
4日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時102.700円まで下落した。
ただその後は反発し103円台前半付近まで水準を回復する展開となった。日本政府が緊急事態宣言を再発令するとの見方などから、日経平均株価は下落し、欧州時間の序盤まで安全通貨として考えられる円買いが先行した。
しかしその後、米主要株価が下落に転じたことなどを受け、リスク回避的な動きで米ドル円は一転し買いが優勢となった。
また、英国でロックダウンを含む行動制限の強化が発表されたことなどを受け、英ポンドなど欧州州通貨に対しても米ドル買いが先行したようだ。
テクニカル的には米ドル円は下方に位置する一目均衡表の転換線(103.097円)付近がサポートとして意識されるか注目したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
