[概況]
26日、東京外国為替市場の米ドル円は111円台で上値が重い展開となった。北朝鮮外相の米国に対する発言などが報じられたことなどを受けて、警戒感などから、米ドル円は111円台後半付近では上値が重い推移が続いた。
現在、欧州時間に入ると、米ドル円は111.740円付近を推移し、やや買いが優勢となっている。引き続き北朝鮮関連の報道には注意が必要だろう。
また、この後米国時間ではイエレン米FRB議長をはじめ、ブレナード米FRB理事、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁などが経済見通しと金融政策について講演が予定されており、注目となりそうか。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表先行スパン2(雲の上限111.550円)が安値付近に控えており、下値の支持線として機能するか注目したい。一方、上限では200日移動平均線(112.106円)が控えており、上値の抵抗帯となる可能性も考えられる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
