[概況]
25日、東京外国為替市場の米ドル円は仲値付近で一時111.400円まで上昇したが、その後は上値が重い展開となった。
本日、商業決済が集中する五・十日にあたるため、仲値付近では輸入企業の米ドル買いが先行するも続かず、現在、欧州時間では米ドル円は111.055円付近で軟調に推移している。
欧米時間ではワシントンで行われる米欧首脳会談などが注目か。
同会談ではトランプ米大統領とEU側からはユンケル欧州委員長とマルムストローム欧州委員が出席する。
なかでも通商交渉が焦点となりそうだ。トランプ米大統領は前日、自身のツイッターに「米国の貿易相手国・地域が公正な取引の交渉をしない場合はさらなる関税を課す」と書き込み警告したうえで、「関税は素晴らしい」など発言しており、強硬スタンスとなる可能性も考えられそうか。
テクニカル的には米ドル円は下値付近に55日移動平均線(110.500円)などが控えており、下値サポートとなる可能性が考えられそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
