米ドル円は一時111.230円まで下落

[概況]

30日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時111.230円まで下落し軟調な展開となった。米株式市場において、NYダウをはじめ米主要株価が下落したことで、低リスク通貨として考えられる円買いが優勢。米債務上限の問題を巡り、米議会上下両院は2022会計年度の支出を12月3日まで手当するつなぎ予算を可決した。
 
これにより米政府機関の一部閉鎖は回避される見通しとなったが、債務上限の引き上げなどについては未だ不確実であり、米株式市場の動向は冴えず、米ドル円の上値は重い。また、月末で四半期末であることから持ち高調整や、米新規失業保険申請件数(予想:32.8万件 結果:36.2万件)が予想以上に増加していたことも米ドル円の上値を抑える材料となった。
 
テクニカル的には米ドル円はRSI期間14日が70付近に到達していたことから、短期的な買われ過ぎを警戒した調整地合いとの見方もある。まずは111円台を維持できか注目したい。
 

[提供:AIゴールド証券株式会社]

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