[概況]
21日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は堅調に推移し、一時109円台を回復する場面がみられた。この日発表の米製造業購買担当者景気指数(PMI)が製造業および非製造業ともに予想を上回る良好な内容となっていたほか、複数の地区連銀総裁によるテーパリング(量的緩和の縮小)について言及するコメントがみられたことでドル買い機運が高まることに。
米ドル円は、欧州時間帯では週末のポジション調整からの108円60銭台まで下押ししていたが、急速に地合いを引き締める動きへと変化していった。
テクニカル面では、実線が引き続き一目均衡表の雲の上限を割り込む状況。ただ、今週は雲の上限が順次切り下がっていくことから、これを上抜きサポートとできるかが地合い回復のカギとなりそうだ。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
