米ドル円は一時108.230円まで下落し軟調

[概況]
 
27日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.230円までで下落し、軟調な展開となった。欧米時間帯に発表された米新規失業保険申請件数(予想:100万件 結果:328.3万件)が、過去最高件数を記録したことなどを受け、米経済や米雇用の深刻な悪化が懸念されることとなり、米ドル売りが優勢となった。
 
その後、本日の東京時間では仲値にかけて、国内輸出企業による実需の円買いなどから更に円高が進行し108円台前半付近まで弱含んだ。現在、欧州時間に入り米ドル円は108.920円付近で推移しており、本日の安値からはやや反発している。この後は2月米PCEコアデフレーター(予想:前年比1.7% 前回:前年比1.6%)や3月ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】(予想:90.0 前回:95.9)など米経済指標の発表が予定されている。また、米国内において新型コロナウイルスの感染者は85000人超にまで急増しており、引き続き同ウイルスに関する報道などにも注意する必要がありそうだ。
 
テクニカル的には米ドル円は3/9安値から3/24高値までの上昇分に対する38.2%押し水準である107.692付近をまずは試す展開となりそうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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