[概況]
13日、東京外国為替市場の米ドル円は一時107.785円まで下落し上値が重い展開となった。12日に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国で構成されるOPECプラスにおいて5月-6月の間、日量970万バレルの減産を行うことで最終合意に至ったことなどが報じられている。
ただ、合意した減産量は予想された範囲内との見方や、原油相場の安定化に対する懐疑心などから原油価格は伸び悩んでいるようだ。こうした原油や株式相場の動向を受け、米ドル円は上値が重い。
また、この後は欧州がイースターマンデーにより、祝日であることなどから取引参加者は限定的で動意薄の展開が予想される。現在、米ドル円は107.980円付近で推移。
テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(108.510円)付近が引き続きレジスタンスと予想する。
[提供:カネツFX証券株式会社]
