[概況]
2日の東京外国為替市場は、米ドル円の上値が重かった。
序盤は買いが優勢で約1ヶ月ぶりとなる111.00円を回復したが、米中の貿易対立のリスク懸念から中国株をはじめとするアジア株式市場が全面安になると、リスク回避の流れが外国為替市場にも波及し、米ドル円の上値は次第に重くなっていく。
中盤以降は売り圧力が目立つ展開で、米ドル円は110円台半ばまで沈み、それまでの上昇を吐き出す格好に。
111.00円を回復して以降は一転売られる展開の米ドル円だが、欧州時間に入ると下げ渋る動きで、本日の安値110.590円まで下落して以降は、下値を試してくるような動きは見られない。
この後の米国時間では米ISM製造業景況指数に注目か。
仮に結果が予想を上回るなどの米景気の力強さが示されるような内容であれば、米ドル円は再び111.00円を上抜けていく可能性がありそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
