[概況]
27日の東京外国為替市場は、米トランプ政権の通商政策に対するリスク懸念が引き続き嫌気されて、リスク回避的な円買いの動きを強めた。
米ドル円の値動きを見てみると、序盤は110円台を維持して推移するも、中盤以降は上記が意識されはじめ、109円台の後半へ水準を切り下げる。
その後110.00円を上抜ける場面は一瞬あったが、欧州時間序盤は売り圧力に拍車がかかり、本日の安値109.690円まで下げ幅を拡大させることとなる。
この後は、耐久財受注や中古住宅販売などの米経済指標が発表されるも、結果によって相場に大きな流れを与えるだけのインパクトのある指標ではないため、引き続き米トランプ政権発の通商問題の成り行きが相場の方向性を決定しそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
