[概況]
26日、欧米時間帯の外国為替市場における米ドル円は、小動きながらも底堅い値動きに推移した。NY市場における取引序盤には、トランプ米大統領の弾劾を巡る政権内の混乱を嫌気する形でドル売りが優勢となる場面がみられて一時107円40銭台まで下落したが、その後は米短期金融市場の受給ひっ迫を示す金利動向を背景にドルは地合いを引き締める展開へと変化していった。
また、米中通商面において中国王毅外相兼国務委員による米国製品の購入を拡大する用意がある旨の発言が伝わり、下値模索となっていた米株価指数が下げ幅を縮小したこともドル買い優勢の地合いを後押しした。
本日は週末ということもあり積極的な取引は見送られることとなりそう。展開としては108円突破の可否がポイントとみられるが、東証株価は配当落ちで前日比マイナス水準でのスタートとなっており株価動向による下支えが期待しづらい状況だが。
[提供:カネツFX証券株式会社]
