[概況]
29日の東京外国為替市場は、米ドル円が小幅ながら上昇した。日銀の黒田総裁が出口戦略を示唆する発言によって、先週末の米ドル円は一時108円台割れ目前まで下落したが、週明けの東京市場はその流れを引き継がず底堅い展開だった。
詳しく値動きを見てみると序盤は108円台半ばで下げ渋る展開で、中盤に差し掛かると買いが優勢となり108円後半まで上昇する。そして終盤では差し掛かると買い意欲はさらに高まり、一時109.070円まで上昇するに至った。
この後は米個人所得、米個人支出、米PCEデフレーターが発表される。仮に予想を上回る結果であれば、米ドル円は上昇する可能性があり注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
