米ドル円、109.00円で上値重い。

[概況]

31日の東京外国為替市場は、米ドル円が一時109円を回復するも一時的で、上値の重さが否めなかった。

米ドル円は序盤から中盤にかけては買いが優勢だったわけだが、上昇の材料は次の2つが挙げられる。

1つは日銀の買い入れオペで、日銀が中期・超長期対象の国債買い入れオペ4本のうち、「残存3年5年以下」の金額を前回から300億円上積みを決定。

まずこのことが円売り米ドル買いを誘うこととなる。
そして二つ目は、トランプ大統領の一般教書演説。トランプ大統領が演説で強いアメリカと今後の強さへの希望を強調したことで、インフラ投資への期待感が高まり、米ドル買いに拍車をかけることとなった。

ただ、いずれの材料も米ドル円の水準を大幅に切り上げるインパクトはなく、中盤以降の米ドル円は次第に弱含む展開に。欧州時間に入った現在は、108.70円台近辺で推移が続いている。

この後は、FOMCが注目されるが、利上げを実施した直後であることから目立った変更点はないだろうという意見が大勢を占めている。
このため、FOMCを受けた米ドル円の値動きは小幅に抑えられるかもしれない。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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