[概況]
8日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は108円台後半を中心に同意の薄い展開が続いた。NY時間序盤、米国大統領選挙における民主党の候補者指名争いにおいて、サンダース候補が離脱する見込みであることが報じられ、一時米ドル売りが先行する場面もみられたが大きな動きには繋がらず、108円台半ばでは一服し、その後は水準を戻している。
その他、15日に開催されたFOMCの議事録の発表もあったが、新味に欠ける内容で、こちらも影響は限定的であった。
テクニカル的には、108.80円付近に重なる5日・20日の両移動平均線がサポートとなるかが注目点となる。同線がサポートされれば、再度110.00円の大台を目指す動きが強まることが予想される。
[提供:カネツFX証券株式会社]
