米ドル円、方向感のない展開となる

[概況]

8日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は米国時間帯の流れを引き継ぎ一時108.50円まで売られる展開となったが、その後は下げ幅を縮小し、108円後半での取引となった。日経225の動きにつられる形で円の売り買いが交錯した格好。昨日、安倍晋三首相が緊急事態宣言を受けて感染拡大鈍化が短期で収束するのか見解の分かれるところとなっており、方向感ない動きとなった。
 
日本時間9日午前3時に3月15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表されるが、金融市場や経済の安定化に向けた強い姿勢が確認されればリスク選好ムードが広がり、ドルが買われる可能性があるため留意したい。
 
ただ、チャートは一目均衡表の基準線転換線が下向きに変化していることから上値の重い展開となり4月1日の安値106.91円を目指す展開を予想する。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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