米ドル円、急伸し109円台後半へ

[概況]

27日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は上昇基調を鮮明にし、終日買い優勢の展開となった。米国時間帯において109円台後半に突入。高値は109.935まで買われる場面がみられ、110円大台回復が現実味を帯びた。この日はバイデン大統領が、2022会計年度(21年10月~22年9月)の予算教書において6兆ドル規模の歳出を求める計画が報道され、国債増発を巡る懸念が台頭。米10年債利回りが一時1.62%台に突入するなど米金利上昇の流れがドル買いを後押しした。
 
また、日本政府が緊急事態宣言を来月20日まで延長する意向を固めらことも円売りにつながっていた模様である。
テクニカル面では、実線が一目均衡表の雲の上限を上に放れる動きとなっている。RSIが70に接近している点は留意が必要だが、着実な地合い良化の流れは買い方にとっての支援材料に。

[提供:AIゴールド証券株式会社]

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