[概況]
8日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は堅調な推移となった。先週末の米雇用統計の強含みを織り込む形で米ドル買いが進んでいる。欧州時間序盤には108円台前半に位置していたが、その後は右肩上がりで上昇しNY時間終盤には一時108.82円まで本日高値を更新する格好となった。
4月末を起点とする下落トレンドのレジスタンスを明確に上抜けたほか、一目均衡表上でも基準線と転換線、遅行線と実線との好転が確認されており、テクニカル的にも地合い反転の兆候が明るみとなってきた。
前述した4月末を起点とした下落トレンドの38.2%戻しの水準が108.91円で、まずはこの水準の突破が目先の目標となりそうだ。
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