[概況]
27日の東京外国為替市場は、米ドル円が下落した。下落の理由は、米中関係の悪化が挙げられる。
具体的には、トランプ米大統領が中国系通信機器の国内利用を、禁止の方向で検討しているという報道だ。
米ドル円の値動きは、序盤に昨日の上昇に対する利益確定と思われる売りが優勢で110円台後半まで弱含むも、中盤には買い戻され111円台を回復。
しかし、上記の報道が伝わると再び売りが優勢となり、欧州時間では安値を110.795円まで伸ばしている。
この後は、米株式市場の動向に注意だ。昨日、記録的な上昇幅を記録したNYダウが再び下落に転じるようであれば、リスク回避性の強まりで、米ドル円の下落幅はさらに広がりそうだ。
NYダウの下落にもよるが、節目110.000円辺りが下値のポイントとなりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
