[概況]
22日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は上値の重い展開となっている。
昨日のFOMC金融政策発表の場で、議会証言時に比べタカ派的なトーンが弱まったパウエル新議長の会見内容を受け、市場は米ドル買いに対し慎重な姿勢を強めている模様。
午前中に値を戻し、一時106.10円まで本日高値を更新するも騰勢は続かず、欧州時間にかけては再度105円台半ばの水準へと押し戻されている。
テクニカル的には、106.06円付近に差し掛かる5日移動平均線に上値を抑えられた格好で、地合いは弱いといえる。年初来安値が105.235円で、同水準を維持できるかどうかが目下の焦点。
105.00円の大台はきりのいい心理的な節目でもあり、これらの水準を割れこんだ際は、下げ足が加速する可能性もあるため、同水準付近の値動きには注意を払いたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
