[概況]
13日の東京外国為替市場の米ドル円は、リスク回避姿勢が後退したことで、114.00円台まで水準を回復させた。きっかけとなったのは、中国の貿易担当である劉副首相が、米中首脳会談の準備のため訪米を予定しているとの報道だ。
この報道によって、米中貿易対立の懸念が和らぎ、外国為替市場におけるリスク回避姿勢は後退することとなった。米ドル円は序盤こそ昨日のNYダウ下落が嫌気され一時113.570円まで沈むも、その後は上記報道により、一転、114円台まで買い進められる展開となった。米ドル円は欧州時間に入っても勢いを衰えさせることはなく、高値を114.130円まで伸ばしている。
この後の米ドル円は、10/4高値114.565円にどこまで迫れるに注目したい。本日は、特段目立った指標の発表がないため、昨日大幅下落したNYダウが本日どのような反応を示すかによって、米ドル円の動向は変化しそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
