米ウィルス対策期待感から米ドル買い進行。

[概況]

11日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は堅調な動きとなった。米国の新型ウィルス感染による経済打撃への対応策に対する期待感が米ドル買いの背景となった。

日本時間の早朝に明かされた報道によると、トランプ大統領は上下院の共和党議員と、給与税を大統領選挙まで免除する案を打診したとのこと。ムニューシン財務長官からも、「ウィルス対策で超党派合意への道筋が見える」との発言が出されており、今後の展開が注目される。

米ドル円は、NY時間序盤に103円台前半を示現して以降は断続的に水準を切り上げ、NY時間終盤には105.935円へと本日高値を更新した。

先週末から今週にかけて開けた窓を埋めた上、短期的な上値抵抗帯になると見られている5日移動平均線(105.444円)も上抜けており、地合いは改善傾向にある。心理的な節目となる105.00円の大台で足場を固め、本格的な戻り相場に繋げることができるか注目したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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