神経質な展開か

 
10月30日の日経平均株価は大幅続伸し、2万1920円(前日比463円高)と高値で引けた。この日は、米国株の大幅反発に円安・ドル高、中国株高と外部環境に恵まれた。
株式の配当などの金融所得への課税について、政府・与党は来年度の税制改正での増税を見送る方針を固めたと伝わると、後場一段高となり、2万1900円を回復して本日の高値で取引を終えた。
 
明日11月1日の東京株式市場は、神経質な展開か。
11月1日には米アップル決算、2日には米雇用統計を控える中で、大きな売りに押されることなく戻り基調が続くかが、週後半のポイントとなる。明日はアップル決算を前に、電子部品株の動向が注目される。
指数は直近の「マド」(24日安値2万1911円-25日高値2万1703円)埋めで、リバウンド継続への期待感はあるものの、あくまでも外部要因次第の側面は否めず、反動への警戒感は消えていない。
明日以降、節目の2万2000円を捉えてくるようだと、米中間選挙を前に、ショート筋の買い戻しが強まる可能性があるだろう。
連日の大幅上昇で一先ず個人主体の需給懸念も和らぐ格好となっており、中小型株についても、イレギュラー的に売られた水準訂正へと意識が向かいやすいだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
 
23113.27  均衡表雲上限(日足)
22857.83  均衡表雲下限(日足)
22845.91  25日移動平均線
22734.05  13週移動平均線
22732.01  75日移動平均線
22710.00  均衡表転換線(週足)
22710.00  均衡表基準線(週足)
22710.00  均衡表基準線(日足)
22636.25  26週移動平均線
22433.09  200日移動平均線
22029.76  ボリンジャー:-1σ(26週)
22010.78  新値三本足陽転値
21941.28  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
21920.46  ★日経平均株価31日終値
 
21898.37  均衡表雲上限(週足)
21838.38  ボリンジャー:-1σ(25日)
21822.09  均衡表転換線(日足)
21684.43  均衡表雲下限(週足)
21512.01  6日移動平均線
21423.28  ボリンジャー:-2σ(26週)
21148.52  ボリンジャー:-2σ(13週)
20830.85  ボリンジャー:-2σ(25日)
20816.79  ボリンジャー:-3σ(26週)
20355.75  ボリンジャー:-3σ(13週)
19823.33  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
 
【信用規制・解除】
 (31日大引け後 発表分)
 
○シンバイオ <4582> [JQG]
東証が1日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。

 

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