日経平均は小幅安。米国株が弱材料を伴って下げたことを鑑みると、非常に底堅い動きであったと言える。値幅は出なかったが、下振れスタートから戻したことで、ローソク足では実体の長い陽線を形成。終値(2万3422円)で25日線(2万3300円、7日時点、以下同じ)や5日線(2万3276円)を上回った点もポジティブで、足元の地合いの良さを再確認することができた。
あす8日の日経平均株価は、神経質な展開か。
米国では副大統領候補の討論会が予定されており、第1回目の大統領候補者討論会同様、明日の東京株式市場の取引時間中にこれを消化することになる。
1回目の大統領候補者討論会の後に米株先物が急失速して日本株も崩れただけに、当該イベントに関しても神経質な反応が出てくる可能性はあるだろう。引き続き、トランプ米大統領関連のニュースに揺れるケースも想定される。
無難に消化して米株先物も落ち着いた動きとなるようなら、そのことが買いを誘う材料にもなり得る。2万3500円台回復や、9月29日につけた直近高値の2万3622円を上回るような動きが見られるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
24658.75 ボリンジャー:+2σ(26週)
24351.64 ボリンジャー:+3σ(13週)
23880.83 ボリンジャー:+2σ(13週)
23771.02 ボリンジャー:+3σ(25日)
23614.32 ボリンジャー:+2σ(25日)
23457.61 ボリンジャー:+1σ(25日)
23422.82 ★日経平均株価7日終値
23410.02 ボリンジャー:+1σ(13週)
23372.23 ボリンジャー:+1σ(26週)
23300.91 25日移動平均線
23287.08 均衡表転換線(日足)
23261.47 6日移動平均線
23250.73 均衡表基準線(日足)
23144.20 ボリンジャー:-1σ(25日)
23059.91 均衡表転換線(週足)
22987.50 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は上下のヒゲが極端に短く、「陽の丸坊主」に似た形状で終了。25日線が上昇を続ける中で5日線が下向きから上向きに転換し、強い買い意欲を窺わせた。
一目均衡表では9月29日を起点に横ばいだった基準線が上向き、上昇基調の強まりを示唆。ボリンジャーバンドでは昨日に続いて終値が+1σ上をキープし、上放れを窺う形状にある。
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