９月１日の東京株式市場は、小じっかりの展開か。
9月相場入りとなる。米国株が上昇した場合は月初連続高のアノマリーを意識して前場は堅調か。ただ、日経平均の2万円を前に戻り売りが意識されやすいほか、後場はポジション調整の売りに押される公算が大きいだろう。
日経平均株価の予想レンジは、1万9500円－1万9700円を想定する。
日経平均株価は、8月29日の安値（1万9280円）からきのう31日の高値（1万9687円）まで400円強の戻りをみせている。戻り待ちの売りや週末要因に加え、現地１日には米７月雇用統計の発表も控えることから、様子見気分が強まる可能性もありそうだ。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝109円台の後半（8月31日終値110円48－50銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝131円台の前半（同131円37－41銭）と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比15円安の1万9675円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1230万株、買い650万株で、差し引き580万株の売り越し。売り越しは２営業日ぶり。金額も売り越し。売りセクターに、自動車、小売など。買いセクターに、通信、ガラス、陸運、精密、電機など。
【好材料銘柄】
■コロプラ <3668>
新作スマートフォン向けゲーム「ディズニー ツムツムランド」の事前登録を開始。年内に配信する予定。
■ヤマトインターナショナル <8127>
今期経常を2倍上方修正。
■ウインテスト <6721>
海外顧客からLCDドライバIC検査装置を複数台受注。18年7月期に売上計上する予定。
■プロシップ <3763>
東証がプロシップを9月7日付で市場1部に指定替えする。
■システムズ・デザイン <3766>
近鉄ロジスティクス・システムズの新基幹システム受託開発を受注。
■シンバイオ製薬 <4582>
抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」の再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を適応症とした第3相臨床試験を開始。
【主な経済指標・スケジュール】
1（金）
【国内】
4-6月期法人企業統計(8:50)
8月消費動向調査(14:00)
民進党代表選挙投開票
《決算発表》
伊藤園、ロックフィールド、ハイレックス
【海外】
財新中国8月製造業PMI(10:45)
米8月雇用統計(21:30)
米8月ISM製造業景況指数(23:00)
米7月建設支出(23:00)
米8月新車販売台数
休場:トルコ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
